カルン・ドゥームは、霧ふり山脈が北端で西へ折れ曲がるところ、アングマールの王国が占めていた丘陵の角にある。ホビット庄から見れば北東のはるか彼方、エテン高地とかつてのルダウアの国境よりもさらに北である。地図のなかで、これほどゴンドールの力が届かない場所はない。
アングマールの魔王はTA 1300年ごろに王国を築き、カルン・ドゥームをその本拠とした。彼はここから、アルノールを継いだ三つの王国に対して長い消耗戦を続けた。まずルダウアが倒れて魔王に従属し、カルドランはTA 1409年に蹂躙され、アルセダインだけがひとり持ちこたえたが、TA 1974年にフォルノストが奪われ、アルヴェドゥイは北へ逃れた。
終わりは速やかに訪れた。エアルヌアがゴンドールから艦隊と軍勢を率いてきて、キーアダンの軍とエルロンドの息子たちに合流し、TA 1975年、夕おぼろ湖と北連丘のあいだの野でアングマールの軍勢を打ち破った。グロールフィンデルは追撃に加わり、この戦いのあとで、魔王は人間の男の手にかかって倒れることはないと予言した。アングマールは滅ぼされ、カルン・ドゥームは廃墟となった。
その名が指輪戦争の物語に現れるのは一度だけである。塚山丘陵で、塚人の塚のなかで目覚めたメリーが、カルン・ドゥームの者たちが夜に襲ってきたと叫ぶ。まるでそこに葬られた男の死を追体験しているかのように。カルン・ドゥームから南へ送り出された悪が、城塞そのものよりも長く生き延びたことを思い出させる場面である。
この場所での出来事
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TA 1300 · 追補編
カルン・ドゥームにアングマール建国
アングマールの魔王ははるか北に王国を築き、カルン・ドゥームで力を蓄え、アルノールを継いだ諸王国との長い戦をはじめた。
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TA 1975 · 追補編
カルン・ドゥームの破壊
フォルノストの戦いのあと、ゴンドールのエアルヌアはキーアダンのエルフたちやグロールフィンデルとともに、アングマールの王国とその都を滅ぼした。
よくある質問
中つ国の地図でカルン・ドゥームはどこにあった?
はるか北、霧ふり山脈の西へのびる腕のなかにあった。アングマールの王国の中心で、エテン高地の北東にあたる。
カルン・ドゥームを支配したのはだれか?
ナズグールの首領であるアングマールの魔王である。TA 1300年ごろから、王国が滅ぼされたTA 1975年までここを治めた。
カルン・ドゥームは『指輪物語』に登場する?
ほんの少しだけ登場する。塚山丘陵の塚のなかで目覚めたメリーが、カルン・ドゥームの者たちが夜に襲ってきたと叫ぶのだ。そこに葬られた王子の最期を思い出しているかのようだった。